劇場に行けない状況が続く今、「劇団って、演劇ってやっぱ楽しい・・・。（早く劇場に戻りたいなあ）」と想いを募らせる鹿殺しメンバー一同です。

中でも、老若男女の心をガツンと殴ってギュッと抱きしめる、そんな劇団鹿殺し作品を愛してやまない公式の中の人、鹿五郎。
劇場でお会いできるまで、一人でDVD観て焦がれてるのは寂しい・・・。
少しでも皆様の近くに「劇団鹿殺し」と「演劇」を感じていただくべく、
鹿五郎オススメ作品を、５月１日から１週間ごとに週替わりで５作品、期間限定で無料配信することにいたしました！
各作品、最終日７日目の配信日には劇団員によるアフタートークをリモート配信！
お時間合えば、共に語り、思いっきり劇場に想いを馳せましょう。

今回配信するのは、鹿五郎が腹抱えて笑って、泣いた作品たち、今見て欲しい５作です。
「（あくまで劇団鹿殺し的な）劇団らしさ」、「作品のためなら度を超えちゃう演劇人の性（こちらもあくまで鹿殺しだけの常識）」を色濃く感じる５作、この機会に舞台に生きる人間の生態を垣間見てもらえたら嬉しいです！

演劇の興奮と感動を伝えることができる場所はやっぱり「劇場」です。
いつの日かまた、劇場でしか体験できない時間をお届けできるように、劇団鹿殺しも今出来る努力で粛々と踏ん張ります。
次回の劇場公演をお知らせできたその日には、ぜひお手持ちのカレンダーに◯をつけていただけると嬉しいです！
それまで、みなさまどうかお元気で、いつかまた劇場で❤️
劇団鹿殺し一同より

劇団鹿殺し

電車二部作

「無休電車」

2017年上演＠本多劇場

作：丸尾丸一郎　演出：菜月チョビ

音楽：オレノグラフィティ×入交星士

出演：劇団鹿殺しメンバー　＋　オクイシュージ、川本成（時速246億）、小澤亮太、美津乃あわ、今奈良孝行 他

■作品紹介■

座長（武）の事故をきっかけに 

活動を辞めていた「宝塚奇人歌劇団」のメンバーたち。

しかし、初めて情熱を覚えたあの日が目の前に現れ、

忘れられない夢を抱えた男たちは上京を決意する。 

演劇を夢見た工務店の男たちのノスタルジックでロックな肉厚音楽劇。 

劇団鹿殺しの真骨頂とも言える楽隊とパフォーマンス盛り沢山な一面と、

活動休止前の作品として等身大の不安や悩みを赤裸々に投影したヒリヒリとした物語に、

根強い支持を受ける代表的一作。 

陽の沈む前に辿り着きたかった。 

霞む先、消えたアイツが笑ってる。 

電車は音を鳴らして泣いていた。 

夢と痛みを知り、歩き続ける全ての大人に。 

■鹿五郎のオススメポイント■ 

劇団鹿殺しにとって「電車二部作」は、劇団の半ドキュメンタリー として、

その痛みを赤裸々に描いた作品。華やかでアホでロックな音楽劇と、

ノスタルジックな楽隊の景色の中に通る、愚かで愛おしい人間臭さが骨の髄まで染みるのです！

 初演は、2013年の秋。 

劇団が充電期間に突入する直前。 悩みぬいて生まれた「無休電車」は、

痛みを負いながらも走り続けると言う、まさに僕らの人生そのものへの応援歌的な作品になりました！ 

今回初出しとなる2017年verは、本多劇場＆サンケイホールブリーゼで、約一ヶ月上演した新バージョン！

鹿五郎のおすすめはなんと言っても宝塚奇人歌劇団の路上パフォーマンスシーン！ 

実際に劇団鹿殺しが上京当時に披露していた内容をオマージュしたパフォーマンスは

馬鹿なのに勢いがあって、それを今再現するキャストの必死さも含めて目が離せない！ 

そして圧巻のラストシーン！ 

激しくロックなパフォーマンスが鹿殺しと思われがちだけど、 

これぞ、鹿殺し！なのですよ！ 

劇場という特別な空間でなければ成し得ない美しい画作り、

客席で五感に暖かく染み込むノスタルジーこそ、劇団鹿殺しならでは！ 

星が、とっても美しく僕らを包み込みます。 

そしてやっぱり宝塚奇人歌劇団のロックな劇中劇！天晴のひと言！運動量！面白すぎる曲！

ダサかっこいいダンス！そして演劇への溢れる愛！ 

思わず「よっ！」「ぽっぽや！」合いの手をいれてしまいたくなってしまいます。。

我慢できません！いれましょう！みんなで！！ 

劇場、そして劇団への愛をたっぷり詰め込んだ渾身の一作です！ぜひご覧ください！